将来が不安なサラリーマンの雑記

プライベートな日々の雑記とか

VIX指数連動のCFDにチャレンジ

はじめに

昨晩のトルコリラ円の暴落とその対応は疲れました・・・。
まあ過去にも一日で2円以上動いたこともあるみたいなので、トルコリラ円がそもそもこういうものなのかもしれませんね。
サヤ取り運用という性質上、両建てを維持するために資金移動をしっかりしないといけないんですが、週明けにどれくらい窓が開くのか見当もつかない=「どれくらい資金を用意しとけばいいのかわからない」ということで、もう疲れたのでトルコリラスワップサヤ取り運用を断念しました。
そもそも運用益も思った以上に出ていなかったのでメンタルコストに見合ってないなぁと思った次第です。
(夜寝るのも2時過ぎてしまったし・・・😌)

それに伴い、運用資金30万円が浮いたので、もっとメンタル的に優しいのはないものかとネタを探していると、VIX指数に連動するCFDが割と安定して運用できるのではないか?!という考えに至ったので、ここにチラ裏しておきます。

VIX指数とは

VIX指数がどういうものかというのはここでは割愛しますが、
チャートとかみてみるとなかなか面白そうで、以下の特徴があります。

  • 下限がある程度決まっており、過去最低値は 10.10(2006/12/11)
  • 反対に上限は青天井であり、過去最高値はリーマン・ショック時の 72.80(2008/11/17)
  • 一時的に上がったとしても、指数の性質上、最終的には 1015 の間に戻ってくる

指数の性質から下方向のみレンジ相場が強制されています。
なのでこの特徴を活かすと、リスクを低減しつつ、リターンを大きく取れる可能性があるので魅力的です。

VIX指数に連動するCFDとは

GMOクリック証券のCFDで米国VIというのがあります。

基本的には VXV と呼ばれる「VIX ボラティリティ指数3ヶ月」に連動する商品らしく、基本的なチャート上の性質はVIX指数と同じです。
(意味的には、よく言われる「VIX指数」は直近1ヶ月間のことらしく、「VIX指数3ヶ月」は3ヶ月後のことらしい?です。要はVIXの先物的な感じでしょうか)
CFDなので、買いと売りのどちらからでもポジション建てができるし、両建てもできるので、いろいろ戦略が広がります。

一応、米国VIの特徴をまとめると以下の感じです。

  • 単位はドルで、ドル建て商品となるので為替リスクが発生する
  • 月に一回(たぶん第2水曜日?)「価格調整」というものが発生する
    • VIX指数が低ければ買いポジションで価格調整額を支払う必要がある(逆に売りポジションでは同額がもらえる)
    • VIX指数が高ければ売りポジションで価格調整額を支払う必要がある(逆に買いポジションでは同額がもらえる)
    • 金額はおそらくその時のドル円為替相場に依存するっぽい
      円高になるほど買いポジションで支払うべき金額が上がり、売りポジションでもらえる金額も上がる
      • →基本的にVIX指数が上がるときは円高になるシチェーションが多いので、 20 以下だと買いポジションで支払が発生すると考えてたらいい(たぶん)
  • 取引単位は10枚ごとなので、最低証拠金は以下の通り
    • 現在のVIX指数 × 現在の1ドル円 × 10
    • 例えば現在のVIX指数が15で、1ドル円が110円だと、 15 * 110 * 10 = 16500 で、1取引あたり「16500円」ということになる
  • ただし、レバレッジを5倍までかけることができる

戦略

本題の戦略です。
これはまだ構想段階ので、今後更新する可能性が高いですが、とりあえず今の考えを書いときます。

基本戦略

上にも書いていますが、チャートを眺めているとVIX指数は以下の特徴があることがわかります。

  • 上方向に動くときはかなり大きく動く
  • 下方向ではレンジ相場のように動く

なので、上方向に動いているときはなるべく高値で決済をし、下方向で動いているときは手動トラリピをするというようにしたいと思います。

具体的に

これはなんとなくですが、過去のチャートを見ていると、18.5 を超えると上向きにドカンといくパターンが多いように見えます。
逆に18.5 以下の場合は上へ行ったり下に行ったりを繰り返すことが多いように見えます。

価格調整対策

両建てすることで価格調整額を相殺することができるので、18.5 以下になった場合は売りポジションも建てるようにします。
ただし、売りポジションをずっと持ち続けると、VIX指数が上がったときに死んでしまうので、 20 を超えると売りポジションを決済するようにしたいと思います。

この戦略のメリット

とりあえず上方向ではリターンを大きく取りに行くというのがあります。(うまくいくのか微妙ですが)
下方向に 10 という下限ロスカットがありますが、VIX指数が 10 なんてときは S&P500 がウハウハ状態なのでロスカットされてもそんなに痛くないのではないかなーと楽観視しています。

考えられる課題

まず手動トラリピによる時間的コストが発生しますね。
私はサラリーマンなので、日中に注文や決済の操作とかするのは難しいので、1日毎のメンテナンスになると思われます。
果たしてそれでうまくやっていけるのか・・・?というのが課題としてありそうです。

備考

上抜けしたとき、買いをどこで手仕舞いするか?

VIX指数は上限が青天井なので、どこで買い決済を確定するかの判断が難しそうです。
投資素人がぱっと考えると以下のものがありそうです。

  1. トレール機能を使って機械的に買い決済する
    • メリット
      • 何も考えなくていい。学習コストゼロ
    • デメリット
      • トレールの性質上、必ずしもうまく作用するかはわからない
  2. MACD などのテクニカル指標を使ってデッドラインが発生したときに買い決済する
    • メリット
      • 一般的に広く知られている手法だから安心感がある
      • たとえ失敗しても、テクニカル指標を責めることができるからメンタル的に良さそう?
    • デメリット
      • 学習コスト
  3. 自分で指値を決めて、そこに達したら潔く決済する
    • メリット
      • 浅めの指値にすることで利益を確保しやすい
    • デメリット
      • 浅めの指値にすると機会損失が膨らむ
      • 指値の根拠を考えるための学習コスト

ということで、個人的には「学習コストゼロ」のトレールがいいかなと思っています。
と言いつつ、「じゃあトレール値幅はどうするの?」という学習が必要ですが・・・